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開咬症例(オープンバイト)
初診時12歳7か月 男子 開咬症例の治療法

矯正治療終了15歳3ヶ月

ブラケット(歯に付ける矯正装置)を利用して歯並びを改善します。
歯並びを改善すると本来の開咬状態になります。

MEAW(マルチループ)を利用して、歯を挺出させて咬合平面を変える事で下顎骨を回転させて開咬を改善していきます。

矯正治療終了15歳3ヶ月

一口メモ
通常の治療法としては臼歯部を圧下して治療することが多いのですがMEAW(マルチループ)の優れた点は咬合平面を変えて下顎骨を移動する事にあります。そのことにより外科矯正(骨切り)が必要か?という難症例の開咬
(オープンバイト)であっても歯を抜かないで外科矯正をしないで治療する事が可能です。
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舌の動きが悪い。(舌小帯の異常)
この頃、舌小帯を切る手術の話をよく聞きます。確かに舌の動きが悪いと歯並びや、舌の運動障害、発音障害、講音障害(しゃべり方)に影響がでてしまいます。

(小児歯科学会HP抜粋)
しかし、保護者が子供のことを心配して舌の動きを診るとみんな異常があるように診えてしまいます。ではどの様な舌の状態に注意すればいいのでしょうか?
以下、注意すべき舌の動きについて説明していきます。
舌を前方に突出させた時に舌の先端にハート形のくびれが生じる。
最も一般的な状態を紹介します。

(小児歯科学会HP抜粋)
次の写真で説明している舌の動きは確認が困難です。ここで説明されている舌の動きは舌小帯の付着異常の為に舌を口の外に突き出したり、下顎や鼻の方に舌を動かす事ができない、また、舌を持ち上げるのが困難なため、口を開けた状態で、上あごの前歯や口の天井部分に舌の先端で接触できないなどの症状が診られる事を説明しています。

(小児歯科学会HP抜粋)
このような状態が診られ、通常、5歳の終わり頃までに幼児性の発音から成人と同様の発音に移行するのが普通であるのにもかかわらずそれが改善しない場合は「舌小帯短縮症」という傷病名が付けられます。
ただし、舌小帯は幼少期には短縮している事が普通です。その為に幼少期には舌の運動の異常は沢山みられますが、異常は成長にともない改善する事もまた多く診られます。
舌小帯の治療時期は歯科医師とよく相談して決定して下さい。
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歯を抜かないと治療出来ないと言われた方に。(歯並びが悪い)
歯並びを気にしているけど、歯を抜いて矯正治療をするのは抵抗がある。
という声をよく聞きます。
以下の上顎の症例では左右の第一小臼歯を抜かないと治療出来ないと説明があるはずです。しかし、当院での治療終了時には顎骨が拡大して綺麗に歯が並んでいます。
初診時 終了時

当院では拡大装置などを使用する事無く歯並びを綺麗に並べることが出来ます。
その治療方法を説明していきます。
本人の気にしているところは「歯並び」です。
14歳6カ月 女子
初診時の状態

出来るだけ見えにくい矯正装置(ブラケット)を上下顎に装着して歯並びを整えていきます。矯正装置を装着後3日から7日ぐらいまでの間は歯が動きだすために軽い痛みを感じることがあります。
また、矯正装置が口腔内という敏感なところに装着される事で異物感を感じます。そのために本能的に装置を取ってしまいたいと考えて、当日から翌日位は矯正装置が脱落する事が多いです。

次にMEAW(マルチループ)を利用する事で咬み合わせの高さや前歯の傾斜を整えていきます。
また、MEAW(マルチループ)はゴムを24時間使用する事で最大の効果を発揮することが出来ます。

当院では簡易なMEAW(マルチループ)を使用する事で上下の前歯部をより綺麗な歯並びにしていきます。
この時にも24時間使用するゴムが大切です。

治療期間3年0か月で機能的で美しい咬み合わせが完成しました。

一口メモ
今回の症例は一般的に抜歯(第一小臼歯)が必要な症例ですが当院では非抜歯で治療する事が出来ました。
ただし、どんな症例でも非抜歯で治療できる訳ではありません。
当院に来院して診査診断を受けて下さい。
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上顎の前歯が生まれつき一本、無い場合の治療
下顎の前歯が先天的に欠損していることは時々ありましたが、近年上顎の前歯の先天的な欠損の症例が増えてきました。
歯が無い(欠損している)ところをインプラントによって治療する場合もありますが今回はそのまま歯を並べて治療していく症例を紹介いたします。
上顎の中心から2番目の左側前歯(側切歯)が無い症例
14歳5か月 男子

まず、見えにくい矯正装置(ブラケット)を上下顎に装着して歯並びを整えていきます。

次にMEAW(マルチループ)を利用する事で咬み合わせの高さや前歯の傾斜を整えていきます。また、MEAW(マルチループ)はゴムを24時間使用する事で最大の効果を発揮することが出来ます。

治療期間2年1か月で機能的で美しい咬み合わせが完成しました。

一口メモ
欠点としては上下の歯の数が違う為に正中(真ん中)の線が合いません。
しかし、長所としては歯が無かった部位(欠損部)に人工物(インプラント等)がないために時間が経っても再治療の必要が無く安心して長期に使用していけます。
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しゃべる機能(講音機能)の異常て何ですか?
しゃべる(講音)機能は、口腔機能の問題のみならず記憶、思考、理解、計算、学習、言語、判断などの知的な能力をつかさどる認知機能の発達とも密接に関連しています。また、しゃべる(講音)機能に障害があると話の内容が伝わりづらくなり、話し相手が話し手の音に不自然さを感じてしまい、コミュニケーションに支障をきたすこともあります。このように、しゃべる(講音)機能の異常は、家族や友人、社会生活におけるコミュニケーションや学校等での学習面にも影響を及ぼし、本人の生活しづらさにもつながってきます。
このために、早期治療によって子供のうちに機能回復してあげる事が重要です。
しゃべる(講音)機能の異常は以下のことに注意していきます。
口唇閉鎖不全、舌小帯の異常、顎の発育異常、咬合異常の有無、発音時のパ・タ・カ・ラ・サ行の子音の置き換えや省略、歪みの有無等を確認して診断していきます。
以上の事をまとめると
1、講音時に音の置換、省略、歪み等の異常がある。
2、口唇の閉鎖不全がある。
3、舌小帯に異常がある。
4、顎の発育、咬合、顎運動に異常がある。
5、鼻咽腔閉鎖不全がある。
特に顎の発育、咬合、顎運動に異常がある。場合は当院を来院して頂ければ幸せです。
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小児の口腔機能発達不全症てなに❓
口腔機能発達不全症と聞くと何か凄い病気になっているような、重々しい病名と感じませんか。
今回は聞きなれないこの病名について説明していきます。
口腔機能発達不全症とは以下のような成長発育期(小児期)の状態をいいます。
食べる、飲み込む、話す、呼吸をするなどが十分に発達していないか正常に機能の獲得ができていない小児に診断されます。そして、これらの機能障害に対して原因となる病気が見当たらない事が重要です。
すなわち、何の病気もないのに
1、食べ方が下手で、食事中に食べ物が口から零れてしまう。
2、食べ物が上手く呑み込めない。
3、食事時間が異様に早かったり、遅かったりする。
4、発音が変で、言葉が聞き取りにくい。
5、普段の生活で口を開けている。
6、口呼吸である。
などの症状がある場合に子供の場合は口腔機能発達不全症の病名がつきます。
また、老年期にこの様な症状が診られる場合は口腔機能低下症と診断されます。
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舌は自然な矯正装置
綺麗な歯並びはどの様なメカニズムで出来上がっているのでしょうか?
実は舌が重要な役割を果たしているのです。
下の図で示されているように口の周りの筋肉の力が釣り合うところに歯が並ぶように出来ています。

(小児歯科学会HP抜粋)
そのために外側の口の周りの筋肉がマヒすると歯並びは外側に歪みます。
また、舌癌のように舌にダメージがおこると歯並びは内側に歪みます。
歯並びは舌を包み込む入れ物です。
小児期に立派な舌の入れ物を作る事で口腔機能を向上させることが出来ます。
小児の早期矯正治療は口腔機能発達にたいして非常に有効であると考えられます。

(保団連 本当はこわい、いびき、無呼吸から抜粋)
図の様に舌が奥に引っ込んだ状態となり口腔機能が低下します。
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外傷の受け口(下顎前突)
運動中に前歯を強打して抜けそうになった症例です。一度抜けそうになった歯は歯根膜が傷つき将来、歯と骨が癒着して矯正治療しても歯が動かない事があります。そのために外傷が落ち着いたころに早期に治療を開始する事が多いです。
16歳 男子 前歯部の外傷、受け口(下顎前突)の治療
外傷症例には早期に矯正装置(ブラケット)を装着していきます。
そのことで保定効果を期待します。また、外傷によって変わってしまった歯の位置を元に戻すことが出来るからです。
その後、下顎にも矯正装置を装着して歯並びを綺麗にしていきます。
その後、MEAW(マルチループ)と顎間ゴムを24時間利用する事で受け口(下顎前突)と歯並びを改善していきます。
その後、矯正装置を除去していきます。
治療前はAngleⅢ級でしたが歯(第一小臼歯)を抜く事無くAngleⅠ級に改善しています。つまり、矯正治療の最終目標である個性正常咬合になっています。
治療前 治療後

一口メモ 今回は受け口(下顎前突)の外傷症例でしたが、前歯の外傷が起こりやすいのは出っ歯の症例です。外傷によって歯が欠けたり、折れたりすることもありますので、その様な事故にあう前に矯正治療を行うと良いでしょう。
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子供時代が老後を決める
60歳を超えると口腔機能の減退が始まってきます。
ひとつの現象として、食べ物が上手く呑み込めないなどの咀嚼・嚥下障害といわれるような状態となります。これを老年期では口腔機能低下症という診断名をつけています。
下の図(小児歯科学会HP抜粋)から分かるように、老年期の口腔機能低下症は成長発育期では口腔機能発達不全症と診断しています。
どちらも口腔機能がある一定水準を下回ると機能異常が発現してきます。
このふたつの期の違いは成長発育期では機能の向上が見込め、老年期では一般的には機能の低下しかないという事です。
歯並びや咬み合わせに異常があると人生で一番、口腔機能が向上する時期のブレーキとなってしまいます。
豊かな口腔機能の老年期を過ごすためには成長発育期に口腔機能の機能獲得や習熟を出来るだけ多く貯金しておく事が大切です。
そのために早期の矯正治療は重要なのです。

(小児歯科学会HP抜粋)
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よくある受け口(下顎前突)
日本では出っ歯の人が多いので保護者の方が特に気にされる不正咬合です。
このまま放っておくと、口腔機能、顎関節、将来の顔貌などに影響が出てくる可能性が高い咬み合わせです。早期治療を行う事で上下顎骨の大きさと咬み合わせの高さ、受け口の改善を治療していきます。
以下のように治療を進めていきます。



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